「犯罪を減らすにはジジババを町の角ごとに置け」という梅沢富美男の提案について考えてみた
こんにちは、いくらです。
梅沢富美男さんが新しい本を出したそうで、テレビで紹介していました。
その中で「町の角ごとにジジババをおけば犯罪が減る」というものがあり、本自体は未読なのですが、面白そうなのでちょっと考えてみました。
そもそもジジババはそんなにいるのか
調べてみたのですが、町中の角の数はわからなかったので、信号機の数をもとに考えてみます。
都会と田舎で信号の数にムラがありますが、日本全国に約380万基の信号が設置されているということです。
お昼ご飯を食べたりする関係で一基につき、2人以上のジジババを配置したいところです。
お休みを取ると思うとできれば3人以上…
え、そんなにジジババってたくさんいる?
と思ったのですが、いました。
平成23年のデータで65歳から74歳の人数が約1500万人。(総務省統計局のページより)
信号機1基につき3.9人のジジババを配置できます。
私が昔バイトしていたクリーニング店(営業時間 10時から20時)は基本的には店番は一人でメンバーは4人でまわしていましたから、単純に数の問題だけで考えるなら十分な人数と言えそうです。
記録に残らない監視
最近ではいたるところに監視カメラが設置されています。
広い意味ではジジババを置くことも同様の働きをすると考えられます。
監視カメラのようにはっきり記録されるわけではなく、誰が見ているかも明確なので、監視される側にしてみれば気分的には楽な感じがします。
ジジババとの接触を増やすことでジジババの異変にも早く気付けます。
反対に人の目であるぶん、情報の正確性に欠けることもあり得ますし、ジジババの良心に頼ることになるのも事実です。
課題は多いが一考の価値あり
- ジジババ自身が犯罪に巻き込まれないよどう守っていくか
- 大雨や雪の日はどうするのか
- 熱中症対策は?
- ジジババの配置の仕方
などなど実施するには解決すべき点は非常に多くあります。
また、監視カメラがあっても犯罪は100%防げるわけではないので、抑止力としてのジジババの力はそれほど大きくないような気もします。
しかし地域コミュニティーを作り上げながら、小さな犯罪を少しでもなくして行こうとする取り組みとしては面白いのかなと思います。
全国的に一斉スタートするのは難しそうなので、まずは自治体とかもっと小さく町内会とかそれくらいの単位で検討してみても良いのかもしれません。