あおいとり

しゃけを目指すいくらのブログ。しあわせを探しています。

「子どもを思い通り育てよう」なんて無駄な努力は今すぐやめた方がいい

こんにちは、いくらです。

 

こちら↓の記事を読んで、私にも色々と思うところがありました。

「1日10時間勉強しないと進学校に入れない人は一番進学校に入っちゃダメな人」という意見に賛同する人続出「ほんとそれ」「全国の親御さんに見てほしい」 - Togetterまとめ

 1日10時間の勉強なんて普通はできません。

それこそ夏休みの宿題が終わらない8月31日だってできなかったと思います。

例外としてはよっぽどその学校に進学したいときとか、親からの良い学校へ進めプレッシャーがすごいときとかは別かもしれません。

私はどちらかと言えば親からのプレッシャーがすごかったタイプなので、その経験をもとに少し振り返ってみたいと思います。

 

高校受験の思い出

中学時代、演劇部に入部してから私は演劇の道で食べていきたいと思うようになりました。

そこで専門への進学を母に相談すると、「大学は好きなところへ行っていいから高校は普通科に行きなさい」との返事。

専門はおろか、公立の芸術科への進学の道も絶たれ、「大学は専門に行く」と約束をして普通科高校を目指すことにしました。

そのころ受けた模試の成績がなかなかよく、父母は私を進学校へ行かせるべく、「この学校は?」だの「勉強しろ」だの色々と言ってきました。

普通科の中でも演劇部のレベルが高い学校を選ぶこともダメでした。

結果第一志望は落ちたものの、まあまあ上位の高校へ進学することとなりました。

 

大学受験の思い出

そんな学校なので、1年の頃から模試がありました。

志望校を書かなければならなかったのですが、よくわからないので聞いたことのある有名大学の名前を適当に書いておきました。

1年生の志望校判定なんて全くアテにならないと今では思いますが、良い判定を見た父母は私を有名大学に進学させることに躍起になりました。

3年生の時志望校を確認する3者面談で、父が「偏差値65以上の大学じゃないと進学させない」と担任に言い放ったのは恥ずかしすぎて消したい過去です。

そして今となっては偏差値の漢字も書けないアホになってしまいました。

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指定校推薦で有名大学への進学をほぼ確実にできるということがわかると、母は一般受験をすることすら許しませんでした。

「大学は好きなところに」と言う約束を忘れてしまったのか、ハナから守る気なんかなかったのか分かりませんが、約束は守られませんでした。

 

親のための努力は子供をダメにする

就職の時も結局、一般企業への入社しか許されず、その後は以前書いた通りです。

他にも色々と愚痴りたいことはあるのですが、それはまた別の機会があると信じて取っておきます。

とにかく私は夢を追うことも、周囲と同じような人生を送ることも叶いませんでした。

その結果今やりたいことがないし、興味のあることがあっても必ず誰かに邪魔される気がしてしまいます。

正直このこともあって、親のことを恨む気持ちもあります。

自分が成功できなかったことを人のせいにするな、と言われそうですが、子供からやりたいことを奪って親の思う通りにさせれば、大半はきっと私のようなひねくれたやつに育つのではないでしょうか。

私は今の私があまり好きではないし、自分に自信もありません。

子どもが思い通りに育っていく事はまれです。

子どもが思うように生きて、その結果が自分の理想とたまたま重なったらラッキー、くらいに考えてもらえたら、子どもとしてはいいなと思います。

「犯罪を減らすにはジジババを町の角ごとに置け」という梅沢富美男の提案について考えてみた

こんにちは、いくらです。

 

梅沢富美男さんが新しい本を出したそうで、テレビで紹介していました。

 

正論 ~人には守るべき真っ当なルールがある~

正論 ~人には守るべき真っ当なルールがある~

 

 その中で「町の角ごとにジジババをおけば犯罪が減る」というものがあり、本自体は未読なのですが、面白そうなのでちょっと考えてみました。

 

そもそもジジババはそんなにいるのか

 

調べてみたのですが、町中の角の数はわからなかったので、信号機の数をもとに考えてみます。

都会と田舎で信号の数にムラがありますが、日本全国に約380万基の信号が設置されているということです。

お昼ご飯を食べたりする関係で一基につき、2人以上のジジババを配置したいところです。

お休みを取ると思うとできれば3人以上…

え、そんなにジジババってたくさんいる?

と思ったのですが、いました。

 

平成23年のデータで65歳から74歳の人数が約1500万人。(総務省統計局のページより)

信号機1基につき3.9人のジジババを配置できます。

私が昔バイトしていたクリーニング店(営業時間 10時から20時)は基本的には店番は一人でメンバーは4人でまわしていましたから、単純に数の問題だけで考えるなら十分な人数と言えそうです。

 

記録に残らない監視

最近ではいたるところに監視カメラが設置されています。

広い意味ではジジババを置くことも同様の働きをすると考えられます。

監視カメラのようにはっきり記録されるわけではなく、誰が見ているかも明確なので、監視される側にしてみれば気分的には楽な感じがします。

ジジババとの接触を増やすことでジジババの異変にも早く気付けます。

 

反対に人の目であるぶん、情報の正確性に欠けることもあり得ますし、ジジババの良心に頼ることになるのも事実です。

 

課題は多いが一考の価値あり

  • ジジババ自身が犯罪に巻き込まれないよどう守っていくか
  • 大雨や雪の日はどうするのか
  • 熱中症対策は?
  • ジジババの配置の仕方

 

などなど実施するには解決すべき点は非常に多くあります。

また、監視カメラがあっても犯罪は100%防げるわけではないので、抑止力としてのジジババの力はそれほど大きくないような気もします。

 

しかし地域コミュニティーを作り上げながら、小さな犯罪を少しでもなくして行こうとする取り組みとしては面白いのかなと思います。

全国的に一斉スタートするのは難しそうなので、まずは自治体とかもっと小さく町内会とかそれくらいの単位で検討してみても良いのかもしれません。

新卒で入社して3か月経たずにやめた話

こんにちは。

いくらです。

 

私は、新卒で入った会社を3ヶ月持たずにやめたことがあります。

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)

その経験から、今でもやりたいことがなく、それは私のコンプレックスであり、このブログを始めようと思ったきっかけでもあります。

仕事をするということが必ずしも幸せに繋がるとは思いませんが、自分にとってやりたいことがないと言うのは幸せとは言い難いと思っています。

ブログを書くことで自分の考えを整理して、やりたいことを見つけることに繋がればいいなと思っています。

 

仕事をやめるに至ったきっかけ

私が仕事を辞めたのは ストレスか疲労からか分かりませんが、顔面神経麻痺になり、顔の半分が動かなくなってしまったことが大きなきっかけです。

口が半分閉じられないので、接客業でありながら、よだれがたれてしまったり、発音がうまくできない音ができるようになってしまいました。

病院に行かなければと思いながらも、仕事の関係でなかなか行けず、症状に気づいて数日経ってからの受診となりました。

通院を終えるころ聞いた話では、医師はこのとき結構な危機感を覚えていたようです。

点滴と飲み薬での治療となったのですが、かなり強めの薬を使ったそうです。

 

点滴初日に気持ち悪くて動けなくなり、点滴後の仕事は無理だと思い、上司に相談しました。

ところが「有給がないからお休みはとれないよ」という返事。

上司や会社への信頼はなくなり、毎日強い薬を点滴して、吐き気をこらえて仕事に通うことが嫌になってしまいました。

実際には、仕事にはなんとか向かうものの、ほとんどトイレにいるような状況だったので、職場にいるだけで仕事をしていなかったというのが正しいのですが…

そんな日が数日続き、辞めるしかないと思い、上司にその旨を伝えました。

 

この経験から、仕事をやめることについて私が思っていることは2つあります。

 

仕事をやめることは責任を放棄すること

 

私の仕事は接客のお仕事でした。

それゆえ、仕事をやめたことは私を信頼して、ご来店くださっていたお客様を裏切ったことになります。

退職届を書きながら、お客様のことやお客様から預かったお品物のことが思い浮かび、罪悪感で苦しかったことを覚えています。

お預かりしたお品物は無事にお客様の元に戻ったか、お客様は喜んでいらっしゃるか気になっても、もう知るすべはありません。

それが責任を放棄した報いだと思っています。

 

そして、退職届を書きに職場に呼ばれたとき、上司は私を他のメンバーと会わせないように上司だけがいる時間を指定しました。

病気で突然やめると言い出したこともあり、お世話になったメンバーにもご挨拶もできませんでした。

唯一、仲の良かった同期だけは仕事をやめてからも連絡を取り合って、たまに遊んでいます。

退職届を書いた日に、お菓子を店長に渡したので、メンバーにもいつやめたかは伝わっているとは思いますが、できればひとことだけでも直接お礼が言いたかったです。

 

しかし、これらは仕事をやめ、最後まできちんと自分の責任を果たさなかったためと考えれば仕方のないことだと思います。

 

自分の人生を生きること以上の仕事はない

 

もうひとつ確実に言えることは、私には私の人生を生きるという大きな仕事があり、会社で仕事をするということはその中に含まれる小さな仕事であるということです。

今はその職場で出会った別の先輩と結婚し、家庭の面ではとても恵まれています。

 

もしあのとき、病院に行くのがもっと遅くなっていたり、仕事に差し障るからと弱い薬で治療してもらっていたら、私の顔は固まって動かないままになっていた可能性もあったそうです。

そうなっていたら、私はきっと恋人とデートになんて行かないし、別れていたと思います。

たらればではありますが、これは非常に大きな違いです。

 

逆に言えば、今健康で家庭という基盤がしっかりしたからこそ「やりたいことがない」なんてのんきなことを言えるのかもしれません。

とにかく自分が心身ともに健康であることは人生での様々な選択の幅を広げます。

もし仕事が原因で心と体に異常が起きているなら、仕事をやめるデメリットをしっかりと把握したうえでやめるのもひとつの手だと思います。

 

自分とは何かを見つめる

私は就活のときも、自分が何か、自分がやりたいことは何かよくわかりませんでした。

その結果、適当な会社に就職し、すぐやめました。

本当にやりたいことなら、ストレスも軽くて病気にならなかったのでは?とも思いますが、夢や野心を胸に入社してきた同期たちも結構やめているのでそういうものなのかなとも思います。

 

私は最近になってやっと人生設計について考えるようになりました。

何が起こるかわからない人生ですが、将来どうなっていたいか、そのために今必要なことは何かを考えておくことは無駄ではないと感じています。

家族がいるので、そのとおりに進まないことも多く、そのたびに計画を変更していますが…

自分にとって大事なことが何かわかっていて仕事に就いたり、仕事をやめたりしていれば、コンプレックスにはなっていなかったのかもしれないと思っています。

 

そして、仕事はなりたい自分になり、人生を充実させるための手段の1つでしかないと思います。

仕事をやめることでは社会的責任は取れないけれど、自分の人生に責任を持つということにはなり得るというのが、今のところの私の考えです。

こぶしファクトリー藤井梨央ちゃんの契約解除から考えたこと

こんにちは。
いくらです。

こぶしファクトリー藤井梨央ちゃんが 途中解約という形になりました。
こぶしファクトリーは結成当初から見てきただけにとても残念です。
歌は広瀬彩海ちゃん、ダンスは藤井梨央ちゃんと、リーダーサブリーダーがパフォーマンスの要になっている理想的な配置かな、と思っていただけに、どうしてこの様な形になってしまったのかと思わずにいられません。
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公式発表でも詳しい理由は明かされていないので、外部の人間には推測をすることしかできません。
ですが、この件も含めて、アイドルというもののあり方を考えてみようと思います。

アイドルの「会える」化

AKB48の登場以降、アイドルは「会える」ということが重要になってきました。
かつてのアイドルは簡単には会えず、大きなコンサート会場の空間を共にしているときが一番近くにいられたのではないでしょうか。
それまでもモーニング娘。がインディーズの頃、シングルを手売りするなどのプロモーションを行ったりということはありましたが、「会う」ということは、短期的な販売促進の手法に過ぎなかったように思います。

「会えるアイドル」に移行してから、アイドルの人数は急激に増えてきました。
ソロで売れていたアイドル思い浮かべると、松浦亜弥さん当たりが最後かなと思います。
その後はグループアイドルが主流で、そのメンバーもどんどん増えていきます。
それは握手会に対応するためには当然の流れと言えるでしょう。
現在のグループアイドルの形に大きな影響を及ぼしているモーニング娘。に関しても、これだけいれば誰か一人は好みの子がいる、と言われていたころもありました。

現在のように本当にたくさんの女の子がアイドルをやっていれば、見た目も性格も好みの子を見つけることは簡単になってきたと思います。
AKB48の総選挙を見ていると本当に多くの 女の子が出馬していますが、正直に言えばその大半の女の子を私は知りません。
それでも、決して少なくはない票数を獲得していることを見ると、アイドルを応援するファンにとって、この傾向は歓迎すべきことでしょう。

アイドルを目指す女の子にとってもこの傾向は、一見歓迎すべきことのように思えます。
なぜなら、アイドルになるという夢を叶えるための間口が広がるからです。
しかし多くの女の子がアイドルとしてデビューをする結果、生き残り戦争は激化しているように見えます。
その結果デビューはしたけれども鳴かず飛ばずにで、芸能界を引退していく女の子が目立つようになりました。
中には、才能のある女の子もたくさんいたように思います。
その子たちがもし、アイドルになるという夢を叶えていなければ、その他の道で大成していたのではないか、その他の道で生きていくために時間を使うことができたのではないか、と思ってしまうのです。
残酷なようではあるかもしれませんが、デビューするための門を狭めておくことが、アイドル界を健全に保つために必要なことなのではないかと思います。

また、握手会や接触イベントでは、アイドルが 襲われて怪我をするという事件も発生しています。
そうでなくても沢山の握手会をこなさなければいけない現在のアイドルは疲れているように見えます。
と言いながら私も一度握手会に参加したことがあります。
イベントの後の握手会だったにもかかわらず、メンバーはみんな丁寧に握手をしてくれていました。
それと同時に、少しぼんやりとしているようにも感じました。
この握手会が何時間も何百人も続き、そしてそれが毎日毎日となっていけば、精神的なダメージは計り知れないのではないでしょうか。

マネジメントの重要さ

忘れてはいけないのは、アイドルが大きな規模で活動するにはマネジメントをする人も必要ということです。
現在のアイドルが疲弊している状態、握手会のためにアイドルが存在しているような状態は正しいマネジメントが行われていないからなのではないかとも考えられます。

アイドルの世界に限らず、活動する人数が増えるならばそれを束ねる立場の人間もある程度増やさなければ、組織をまとめていくことは難しくなります。
マネジメントする立場の人間が足りないのであれば、まずは今いる人材を活かして成果を上げ、新しく人員を増やせるだけの余裕ができてからアイドルを増やすべきなのではないかと思うのです。
現在のアイドルは握手会対応ができることは人気の前提条件となっています。
どんなに芸事の才能に溢れていても、握手に耐えられなければ、失格です。

しかし、本来であれば、グループに様々な才能がある人が集まる方が面白いはずなのです。
ダンスは天下一品だけど、超人見知りなアイドルがいてもいいわけです。
そして、個人個人の個性や才能を把握し、それを伸ばせる仕事を獲得しようと思うと、マネージャー一人で担当できる人数は必然と限られていきます。

仕事であるから、契約違反があれば解雇するくらいのドライさも必要です。
人前に立つ仕事である以上、不適切な行動はあります。
ですが、一アイドル好きとしては彼女たちにはできるだけ輝いていてほしいと思うのです。
素敵なアイドルの女の子とたくさん出会えるのは嬉しいけれど、それによって握手をするだけのアイドルが増えることが、今後のアイドル界に素晴らしい人材を呼び込むことにはならないと感じています。
契約違反を起こしたり、精神的に追い込まれたりする前に仕事を続けていくのに十分なサポートを行い、マネジメントしていくのに必要な人員の数が確保することは、不安定な若い女の子の集まるアイドル界においてはクリアすべき課題であると言えます。

アイドル再編の時代へ

アイドル戦国時代と呼ばれた激戦も少しずつ落ち着いてきたように思えます。
だからこそ今、そこで勝ち抜くために採られた策の収拾をつけていくべきでしょう。
カントリー・ガールズが新体制へと移行したような大きな変化がまだこれからも続くかもしれません。
私個人としてもできればカントリー・ガールズはそのまま5人で見たかった、そんな気持ちもあります。
しかし、こういった変化によってアイドルそれぞれが持つ魅力が更に発揮され、藤井梨央ちゃんのような事態がこれ以上起こらないならば、これは素晴らしいことです。
そうなっていっていくことを願っています。